2026.05.29更新 物流安全
- 物流安全
- 持続可能な物流に向けて
物流安全
化学製品を社会へ確実に届けるためには、輸送・保管の各段階で高い安全性を維持し、事故の未然防止とリスク管理を徹底することが不可欠です。クラレでは、レスポンシブル・ケアの理念や「安全はすべての礎」という行動原則に基づき、危険物輸送に関する正確な情報提供、物流協力会社との緊密な連携、各種訓練などを通じて、安全性向上に向けた取り組みを継続的に進めています。
- 『ホワイト物流』などの持続可能な物流への取り組みを通じて、ドライバーや倉庫作業者の負荷を軽減し、物流安全の向上につなげていきます。
- 物流協力会社との協働はクラレの物流安全活動の中でも特に重要です。定期開催している物流安全協議会では、事故事例の共有と対策の水平展開を行っています。また事故発生時の緊急対応体制の協議、通報訓練等も実施しています。各事業所でも物流協力会社と安全協議会などの活動を行っており、課題やトラブル・ヒヤリハット事例の共有、物流現場での危険作業の点検など、物流安全・品質管理体制の強化に取り組んでいます。
引き続き物流安全の確保に重点を置き、重大事故発生ゼロを目標に、社内外関係各所と連携していきます。
物流安全協議会(於:鹿島事業所)にて危険物製品の輸送に用いるISOコンテナについて勉強会を実施
安全衛生協議会 輸送・作業分科会(於:新潟事業所)
持続可能な物流に向けて
日本国内の物流は今、大きな転換期を迎えています。深刻な人手不足や長時間労働を是正するための規制強化などにより、従来の物流体制を維持することが難しくなりつつあります。このような環境変化のもと、安定的で持続可能な物流を構築することは企業にとって喫緊の課題となっています。特に荷主企業には荷待ち時間の短縮や積載効率の向上、荷役作業の効率化などの対応が求められます。
この問題に対して、当社では以下のような取り組みを進めています。
- 化学業界で策定した「化学品に関する物流の適正化・生産性向上に向けた自主行動計画」に沿った改善活動
- トラックによる長距離輸送から鉄道や船舶による輸送への切り替え(モーダルシフト)
- トラック予約受付システムの導入による荷待ち時間の削減
- 適切なリードタイムの確保によるトラック積載効率の向上や倉庫作業の負荷軽減
『ホワイト物流』への取り組み
2022年にクラレは経団連会長、日商会頭、連合会長および関係大臣(内閣府、経産省、厚労省、農水省、国交省)をメンバーとする「未来を拓くパートナーシップ構築推進会議」において創設された「パートナーシップ構築宣言」の趣旨に賛同し、「パートナーシップ構築宣言」を公表しました。この「パートナーシップ構築宣言」の個別項目にも明示しているように、クラレは2019年9月30日に『ホワイト物流』推進運動に賛同し、以下のとおり自主行動宣言を行いました。
『ホワイト物流』推進運動とは、深刻化するトラック運転者不足に対応し、国民生活や産業活動に必要な物流を安定的に確保するとともに、経済の成長に寄与することを目的として、トラック輸送の生産性の向上・物流の効率化や、女性や60代の運転者なども働きやすい労働環境の実現に取り組む運動です。クラレはその活動を広めるべく、クラレ社内と取引先各社に『ホワイト物流』推進運動について宣言内容を共有し、課題解決に向けた取り組みを進めています。
クラレの『ホワイト物流』自主行動宣言
クラレは、『ホワイト物流』推進運動へ賛同し、主に運送内容の見直しと安全の確保を中心に以下の自主行動を宣言します。
| 1.物流の改善提案と協力: | 物流会社からの改善提案に真摯に協議に応じます。 |
|---|---|
| 2.パレット等の活用: | 荷役時間の軽減を図ります。 |
| 3.保管場所の集約: | 複数箇所での積込を無くし、拘束時間短縮と効率改善を図ります。 |
| 4.輸送効率改善: | トラックから船や鉄道へのモーダルシフトを一層拡大します。 |
| 5.混雑回避: | 京浜港の交通混雑を回避します。 (鹿島事業所の製品輸出港を京浜港から鹿島港に切替える) |
| 6.物流システムの標準化: | WEBによる出荷情報を事前提供し、輸送手配を容易にします。 |
| 7.荷役作業時の安全対策: | 危険物の出荷・充填設備を改善し、手順を見直します。 |