2026.05.29更新 社会とのかかわり
クラレグループは1926年の創業当初より「企業はただ利潤のみを追求するのではなく、社会に貢献できてこそ存在する意義がある」との理念を持ち続けています。製品やサービスによって社会に貢献することはもちろん、長年培ってきた、日本国内の事業所および海外子会社が拠点を置く地域コミュニティへの貢献、創業時から引き継いできた文化や学術への貢献、そして社会的弱者への視点から福祉への貢献を重ねてきました。さらに2016年からクラレの出資により一般財団法人クラレ財団を設立し、経済環境の変化に拘わらずに、独自の観点からの継続的な社会貢献活動を実施しています。
クラレグループは2000年代以降、海外拠点の設立やM&Aによりグローバル企業に発展しましたが、そのことは世界規模で社会と対話し責任を果たすことを意味します。私たちはクラレグループ社会貢献活動方針を基本とし、各拠点が現地に適した社会貢献活動を続けており、これからも、クラレの社会貢献の理念を社会と共有し、協働して持続可能な世界に向けて活動ができるようにクラレグループを挙げて取り組んでいきます。
クラレグループ社会貢献活動方針
クラレグループは、社会の一員としての責任を果たすため、以下の方針に基づき、フィランソロピー活動に積極的に取り組む
活動のあり方
- 社会的な課題の解決につながる活動
- 国内外の事業拠点の地域社会に根差した活動
- 社員の主体的参加を重視した活動
- 長期的に持続可能な活動
活動の領域
「文化」「学術」「環境」「福祉」を重点領域とする。
地域社会とともに
クラレグループは、国内に9カ所、海外に43カ所の生産拠点を有する化学メーカーです。地域の皆様に育てていただいた感謝を込め、これからも地域を愛し、地域とともに誠実に歩んでいきたいと考えています。
2023年まではコロナ禍の影響で、地域の皆様との交流や対話が限られていましたが、2024年は国内外の各拠点でコロナ禍以前の活動を再開でき、さらに新たな社会貢献の取り組みも開始することができました。また、各自治体他と連携した森林保全活動や清掃活動、絶滅危惧種の保護など、生物多様性保全に貢献する活動にも取り組んでいます。
| 活動領域 | 活動例 |
|---|---|
| 文化 |
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| 学術 |
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| 環境 |
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| 福祉 |
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各領域での取り組みは以下をご覧ください。
- 文化
- 学術
- 環境
- 福祉
- 海外拠点での取り組み(リンク)
地域イベント
近隣住民や従業員の家族が参加できるイベントを開催し、地域コミュニティとの交流を深めています。
【活動内容(実施拠点)】
・ゆかた祭り(大阪事業所)
・クリスマスファンタジー2025(倉敷事業所)
・観桜会、施設観桜会(西条事業所)
・クラレ桜まつり(新潟事業所)
・中条大祭民謡流し(新潟事業所)
・秋祭り(クラレプラスチックス㈱)
・ファミリーデー(エバールヨーロッパ)
・ジャパンフェスティバル(クラレアメリカ)
・日本料理ワークショップ(クラレサウスアメリカ)
・映画観賞会(クラレアジアパシフィック)
Focus:観桜会(西条事業所)
西条事業所では、場内の桜が満開を迎える時期に、地元の皆さまを対象とした観桜会を開催しています。場内には約100本の桜が植えられており、樹齢の古い桜も多く、散策しながら春の訪れと事業所の歴史を感じていただけます。自然に触れ、心身のリフレッシュや健康づくりにつながる機会として、毎年好評をいただいています。
絵画・書道コンクール
近隣地域の小学生を対象とした書道・絵画コンクールを開催し、展示に加えウェブサイト等に掲載し多くの方が見られるようにしました。
【活動内容(実施拠点)】
・小学校絵画・書道コンクール(岡山事業所)
・クラレ児童コンクール(鹿島事業所)
文化・技術の継承
クラレグループは日本の倉敷市という文化の薫り高い地から創業しました。創業者が明治の時代でありながら地元市民のために西洋絵画を収集し、それが世界的にも有名な大原美術館の設立につながりました。クラレグループはその生い立ちから文化を大切にし、多くの文化施設、文化活動を支援しています。
【活動内容(実施拠点)】
・大原美術館や愛媛民芸館等の文化施設支援(クラレグループ)
・日本文化研究者の顕彰、絵画修復、若手美術家の育成(クラレ財団)
・伝統技術の継承(大阪事業所)
少年少女化学教室、勉強会
「少年少女化学教室」は子どもたちに化学実験を通して、化学の楽しさを知ってもらう小学生を対象とした教育活動です。この取り組みは、事業所内の専門教室や、地域の小学校、公共施設などで、社員ボランティアが講師やアシスタントを務めるもので、1992年より毎年国内の各事業所で開催しています。これまでに累計300回以上開催し、2025年には累計参加者が1万人を超えました。
海外でも日本と同様に周辺の学校と連携しながらクラレ社員が講師となって行う勉強会も実施されてきており、活動はグローバルに広がってきています。
【活動内容(実施拠点)】
・おもしろかがく館(倉敷事業所)
・おもしろ化学教室(岡山事業所)
・わくわく化学教室(西条事業所)
・ふしぎ実験教室(新潟事業所)
・東町寺子屋(鹿島事業所)
・化学教室、事業所見学(鶴海事業所)
・化学ワークショップ(クラレサウスアメリカ)
スポーツ大会・スポーツ教室
各事業所では青少年育成の観点から、スポーツ大会を開催しています。また、各事業所が保有する野球場・体育館・テニスコートを近隣の住民に開放し、地域スポーツの振興に努めています。これらの活動は今後も継続していきます。
【活動内容(実施拠点)】
・サッカー大会(倉敷事業所、鹿島事業所)
・球技大会(倉敷事業所)
・バレーボール教室(岡山事業所)
・テニス大会(新潟事業所)
・グランドゴルフ大会(鶴海事業所)
・垂井町一周駅伝大会(クラレプラスチックス㈱)
学習機会提供
クラレグループでは寄付の形だけではなく、今後の人材育成やクラレ製品の再利用等化学メーカーだからこそできる学習機会の提供を通じた社会課題の解決に貢献しています。
【活動内容(実施拠点)】
・ランドセルは海を越えて(東京本社)
・ロブソン・コミュニティ・カレッジへの産業機器寄贈(クラレアメリカ)
・キャリア&リーダーシップ・サミット(クラレアメリカ)
Focus:ランドセルは海を越えて
「ランドセルは海を越えて」は、戦禍によって教育機会を奪われたアフガニスタンなどの子どもたちに、毎年、日本の小学生が使っていたランドセルを文房具や手紙を添えて贈る国際貢献活動で、これまでアフガニスタン・モンゴル・ネパール・カンボジアで活動実績があります。
2004年のスタートから22年目を迎えた2025年は、全国各地から寄贈いただいた6,001個のランドセルが海を渡り、アフガニスタンのナンガハール州にある小学校の子どもたちに学用品と合わせて届けられています。今までの累計は、169,409個になりました。今後も、より多くのランドセルをアフガニスタンの子どもたちに届けたいと考えています。
清掃活動
クラレグループでは国内外問わずほとんどの拠点で、事業所周辺の清掃活動を実施しています。またその活動は周辺の清掃だけにとどまらず、水辺や海岸、トレイル(遊歩道)等にまで広がっており、生物多様性保全に貢献しています。
【清掃活動実施拠点、子会社】
(国内事業所)
倉敷事業所、くらしき研究所、岡山事業所、西条事業所、新潟事業所、鹿島事業所、鶴海事業所
(国内子会社)
クラレトレーディング㈱
(海外拠点)
クラレヨーロッパ、エバールヨーロッパ、クラレアメリカ、モノソル、カルゴン・カーボン、クラレメキシコ
環境啓発活動
環境教育や環境啓発イベントを開催・参加することで環境への意識を向上し、取り組みのさらなる発展をめざしています。
【活動内容(実施拠点)】
・アクアボニックス(鶴海事業所)
・サステナブル・セプテンバー(クラレヨーロッパ)
・バイクアラウンドベイへの参加・支援(クラレアメリカ)
・アースデー・プロジェクト(クラレアメリカ)
Focus:アースデー・プロジェクト(クラレアメリカ)
クラレアメリカのフェイエットビル工場の社員が、アースデーを記念して、ノースカロライナ州のエリザベスタウン中学校にてボランティア活動を行いました。当日は、フェイエットビル・リサイクルチームが中心となり、植栽や造園、創作的なキャンパスアートの制作を通じて、学校の屋外環境の改善に取り組みました。これらの活動により、生徒や地域の皆様にとって、より親しみやすく魅力的な学習環境づくりに貢献しました。本プロジェクトは、持続可能性への取り組み、地域との連携、そして実践的なボランティア活動を重視するクラレの姿勢を示すものです。
生物多様性保全活動
クラレグループでは、各拠点周辺の環境保全や絶滅危惧種の保護活動を通じて、生物多様性保全に貢献しています。
【活動内容(開催拠点)】
・小鳥の森(倉敷事業所)
・アユ、ウナギの稚魚放流(岡山事業所)
・コウノトリ保護活動支援(鹿島事業所)
・市内緑地空間整備活動(鹿島事業所)
・ディア・クリーク・トレイル整備活動(モノソル)
・アースデー2025(カルゴン・カーボン)
・ホロウ・オーク・ボランティアデー(カルゴン・カーボン)
・ソチミルコでの再植林活動(クラレメキシコ)
Focus:ソチミルコでの清掃・再植林活動(クラレメキシコ)
ユネスコ世界遺産に登録されているソチミルコにおいて、象徴的な運河やメキシコ固有の伝統的農法であるチナンパスが残る地域の環境保全を目的に、社会貢献活動として清掃および再植林活動を実施しました。運河の清掃・再生に協力し、ホテイアオイ33袋(386.40kg)を回収しましたが、これは1人が排出する廃棄物552日分(約1.5年分)に匹敵する量です。回収した有機物は堆肥として再利用され、今後の植栽に活用されます。また、地域の生物多様性の回復に貢献するため、カラーリリー18本を植栽しました。さらに、メキシコ固有で絶滅危惧種であるアホロートル(ウーパールーパー)の保全意識向上を目的に、アホロートル保護施設を訪問しました。
▽ふれあい募金 ▽チャリティ・寄付活動 ▽障がい者支援 ▽防犯・防災 ▽その他
ふれあい募金
クラレでは、従業員の寄付金に、その同額を会社がプラスして行う寄付制度であるマッチングギフトを、「クラレふれあい募金」の名称で1992年7月からスタートしました。制度に賛同する従業員が月次給与100円未満の端数を積み立て、その同額を会社が拠出します。集まったお金は基金として、社会福祉に役立てるよう活用しています。各事業所の近隣にある福祉施設や自治体、学校を中心に、介護用品や図書等を寄贈するなど、地域に根ざした活動を行っています。今後も引き続き、基金を社会福祉に役立てていきます。
【寄付内容(国内事業所)】
・ひとり親支援、図書寄贈(東京本社・つくば研)
・社会福祉法人への寄付(大阪事業所)
・保育園・小学校への備品寄付(倉敷事業所)
・近隣施設への備品寄付、被災地域への災害義援金(岡山事業所)
・小学校・社会福祉団体への図書寄贈、備品寄付(西条事業所)
・小学校への図書寄贈(新潟事業所)
・小学校への図書寄贈(鹿島事業所)
チャリティ・寄付活動
クラレグループではふれあい募金以外にも、他団体や社内チャリティ活動等を通じた募金や寄付を実施しています。
| 実施拠点 | イベント名、募金名 | 寄付先 |
|---|---|---|
| クラレグループ | 大規模災害支援 | 大規模災害支援規程に沿った援助を実施 |
| クラレ財団 | クラレ財団を通じた寄付 | |
| クラレプラスチックス㈱ | 秋祭り | 垂井町長へ贈呈(垂井町社会福祉への貢献) |
| クラレヨーロッパ | ゴルフカップ がん患者支援プロジェクト | 「シュメッタリング(Schmetterling)」 |
| クリスマス寄付 | 社員から提案のあった複数の団体・協会に対して寄付を実施 | |
| 自然保護団体への寄付 | 自然保護団体NABU(ドイツ自然・生物多様性保護連盟) | |
| エバールヨーロッパ | スパゲッティパーティー&イースターエッグ募金 | 「Kom op tegen Kanker Run」や自転車イベントに参加している社内チームへの支援 |
| Kom op tegen Kanker Run(がんに立ち向かうチャリティラン) | ベルギーのがん患者支援・がん研究支援団体「Kom op tegen Kanker」 | |
| クラケア(KuraCare)寄付活動 | 詳細はFocus | |
| クラレアメリカ | フェスティバル・オブ・ツリーズ | 非営利団体「United Way」(健康・教育・経済安定分野の支援) |
| 看護師感謝週間の支援 | ロブソン郡内看護学校(診察用ライト、保冷クーラー寄贈) | |
| ファルコン児童ホーム支援 | 児童福祉施設への寄付 | |
| カルゴン・カーボン | メアリー・ブラウアー記念ゴルフ募金 | Mary Brougher Mental Health Initiative(メンタルヘルスへの理解促進、障がいのある人の社会参加を支援) |
| 衛生キット梱包(ユナイテッド・ウェイ主催イベント) | ムーン・タウンシップ地域への支援 | |
| ホリデー・ギビング・イニシアチブ | 地域の高齢者向け介護・リタイアメント施設の入居者へ贈り物 | |
| がん研究支援 | Stand Up To Cancer(がん研究支援)への寄付 | |
| エンジェルツリー・プロジェクト | アップル・ブロッサム高齢者ケア施設 | |
| クラレサウスアメリカ | 非政府組織「カサ・ド・ゼジーニョ」と協働で寄付 | |
| クラレインド | 腎臓透析治療団体への寄付 | デリー・シク教グルドワラ管理委員会 |
| 幼稚園への寄付 | 国連女性機関(UN Women)協会付属幼稚園 | |
| 貧困層の子どもたちへの給食提供・教育支援 | アクシャヤ・パトラ財団 | |
| クラレコリア | 子ども支援 | 蔚山保育園へ寄付 |
Focus:クラケア(KuraCare)寄付活動(エバールヨーロッパ)
毎年、「オカヤマラソン」と呼ばれる社内チャリティイベントを開催しています。社員がランニング、サイクリング、ウォーキング、水泳などのスポーツ活動を通じて募金を行い、その収益を慈善団体へ寄付しています。2025年は、デュシェンヌ型筋ジストロフィー支援団体、身体・知的障がいのある方のためのデイプログラム、障がい者ハンドボールクラブ、膵臓がん研究を行う大学財団、保護が必要なブルドッグを支援する団体へ、合計500ユーロ寄付しました。
障がい者支援
国内5事業所では、1997年から知的障がい者の働けるクラレ作業所を設置し、障がい者雇用に熱心に取り組んでいます。また、クラレ財団では、企業の障がい者雇用促進に資するため、公益財団法人大原記念労働科学研究所と協業し、知的障がい者の就労と雇用後の定着に向けた課題解決の方策を、労働科学の手法により研究してもらい、研究成果は一般に提供しています。
【「クラレ作業所」設置事業所】
・倉敷事業所
・西条事業所
・岡山事業所
・新潟事業所
・鹿島事業所
【その他】
・車いすロードレースボランティア(鶴海事業所)
防犯・防災
クラレでは、防災訓練を実施することにより行政・地域・企業間の連絡を円滑にする手順を確認しています。また地域社会への貢献活動の一環として交通事故防止に向けた安全活動を実施しています。
【活動内容(実施拠点)】
・合同防災訓練(新潟事業所)
・地域防犯、交通安全、火災予防活動(鶴海事業所)
・交通安全立哨活動(クラレノリタケデンタル㈱)
・健康・安全フェア(クラレアメリカ)
その他
クラレでは、防災訓練を実施することにより行政・地域・企業間の連絡を円滑にする手順を確認しています。また地域社会への貢献活動の一環として交通事故防止に向けた安全活動を実施しています。
【活動内容(実施拠点)】
・献血活動(鶴海事業所)
・ソーシャル・デー(クラレヨーロッパ)
・ペット・セーフプロジェクト(クラレアメリカ)
・動物保護・譲渡施設ボランティア(クラレアメリカ)
・フードバンク支援(クラレアメリカ)
・ジュースボックス・サマーチャレンジ(食事支援)(クラレアメリカ)
・乳がん啓発活動(カルゴン・カーボン)
・雲南省怒江州協力プロジェクト(公益活動参画)(クラレ上海)
海外拠点での取り組みについて、各拠点のウェブサイトに詳細を掲載しています。(言語は日本語以外になります)
上記の取り組み以外にも、クラレグループは世界中の拠点のある地域で、心を込めて社会貢献活動を実施していきます。