2026.03.25更新 サステナビリティ中期計画 Planet
- GHG排出削減
- 環境負荷低減
- 気候変動への取り組み(TCFD)
GHG排出削減
クラレグループは気候変動対策を優先的に取り組むべき重要課題の一つとして捉えており、Scope1、2の排出について2050年カーボンネットゼロの達成を目指しています。クラレグループにおけるScope1、2のGHG排出削減目標およびScope3(カテゴリー1)の排出削減目標は以下のとおりです。
サプライチェーンからのGHG排出削減(Scope 3)
クラレグループは2024年にグループ全体のScope 3 排出量を算定しました。これにより主要な排出源を「購入した製品・サービス(Scope 3カテゴリー1)」由来と特定し、カテゴリー1の排出量を2035年までに2021年比で37.5%削減する目標を設定しました。バイオマス原料やリサイクル原料のようなGHG排出負荷の低い原材料への転換や、活性炭事業における再生炭の拡大などに取り組むと同時に、サプライヤーとの削減に向けた対話と協働を通じて削減目標の達成を目指します。
Scope 3(カテゴリー1)のGHG排出削減に向けたロードマップ
なお、クラレグループは、Scope 1、2および3のGHG排出量削減目標についてSBT※の認定取得を目指します。
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SBT(Science Based Targets):「パリ協定が求める水準と整合した、企業が設定した温室効果ガス削減目標」のことで、SBT認定により当該企業の目標が科学的根拠に基づき、パリ協定の目標と整合したものと認められます。
環境負荷低減
クラレグループは、①省エネ、②廃棄物抑制、③水資源の有効利用、および、④化学物質の排出管理について、クラレグループにおける事業活動に今後も大きく関わる重要な環境課題と位置づけ、中期経営計画期間中の数値目標を設定し改善に取り組みます。
「より価値ある製品を、より少ない環境負荷で提供する」という考え方で、環境活動の評価指標を売上高原単位とし、中期経営計画期間の最終年である2026年に2019年比で5%以上改善することを目指します。化学物質の排出管理については、事業が拡大しても事業所外への環境負荷を増加させないことを目指し、排出量は2019年度実績値以下を目標とします。
気候変動への取り組み(TCFD)
クラレグループの気候変動対策への取り組みとして、TCFD※提言に基づいた開示に向けて、シナリオ分析を進めています。サステナビリティ委員会の傘下に設置しているTCFD推進プロジェクトチームを中心に各部が連携し、複数の気候シナリオにおける財務影響とレジリエンスを示すため、環境省が発行している「TCFDを活用した経営戦略立案のススメ~気候関連リスク・機会を織り込むシナリオ分析実践ガイド~」を参考に、下図の通り段階的に開示情報を充実してきました。2023年までにクラレグループ全体の気候変動シナリオに基づく主要なリスクと機会のインパクト評価を完了し、開示しています。これらの開示が完了したことから、サステナビリティ委員会傘下にあったTCFD推進プロジェクトチームは解消しましたが、今後も環境変化に応じて適時に分析内容の見直しと拡充を進めていきます。
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金融安定理事会(FSB)により、気候関連の情報開示及び金融機関の対応をどのように行うかを検討するために設立された「気候関連財務情報開示タスクフォース(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)」。