社長メッセージ
2026 年度上半期の世界経済は、AI 関連投資などに支えられ底堅く推移した一方、中東情勢の悪化により先行き不透明な状況が続きました。日本経済は緩やかに回復したものの需要停滞の懸念が高まり、米国経済は内需が堅調ながら成長は緩やかでした。欧州及び中国経済は低成長が継続しました。
このような環境下、当社グループの業績は、売上高が前年同期比311億円増の4,310 億円、営業利益が26 億円増の288 億円、親会社株主に帰属する中間純利益が2億円増の142億円となりました。原燃料価格上昇を受けた製品価格改定や円安効果により、上半期売上高は過去最高となりました。
2026年度通期業績見通しは、上半期の業績と足元の事業動向を踏まえ、期初予想(2026年2月10日公表)から売上高を300億円増の8,800億円に修正しました。各利益は期初予想から変更はありません。
当社グループは中期経営計画「PASSION 2026」に基づき、事業ポートフォリオの高度化を推進しています。2026 年度上半期は米国オハイオ州コロンバス工場で再生活性炭の生産能力増強を決定したほか、メディカル事業で三好工場における歯科材料の生産能力増強が完了し、稼働を開始しました。またDOWAエコシステム株式会社と活性炭再生による資源循環事業の共同検討を開始しました。縮小・撤退の取り組みでは、アクリル系ブロック共重合体〈クラリティ〉の生産終了をはじめ、施策を着実に進めました。
当社は2026年6月24日に創立 100 周年を迎えました。これまで当社を支えてくださった株主・関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。100周年を記念し、中間配当金は期初の予定通り、普通配当27円に記念配当5円を加えた32円としました。期末配当予想も同様の32円とし、3月に完了した100億円の自己株式取得を含めた総還元性向は約73%となる見通しです。
株主の皆様には、今後とも一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役社長 川原 仁