2025.08.27
「センサエキスポジャパン2025」に液晶ポリマーフィルム〈ベクスター®〉を出展
~量子・次世代センシング技術を支える高機能材料~
株式会社クラレ(本社:東京都千代田区、社長:川原 仁)は、9月10日から東京ビッグサイトで開催されるセンサ・コントロールとその応用技術、機器、システム、ネットワークに関する専門展示会「センサエキスポジャパン2025」に、当社の液晶ポリマーフィルム〈ベクスター®〉を出展します。
〈ベクスター〉は、優れた寸法安定性、低温特性、低吸湿性、電気絶縁性を兼ね備えた高機能フィルムです。フレキシブル回路基板(FPC)用途において長年の実績を有し、近年ではセンサ周辺部材への応用でも関心が高まっており、本展示会では以下の用途提案を中心に紹介します。
1. 主な展示内容
- 湿度変化が激しい環境下でのセンシング部材用途(歪みセンサ、水中センサなど)
湿度変化に対する寸法安定性に優れることから、センシング精度の安定化に寄与する素材として期待されており、従来ポリイミドフィルムなどが使用されていた領域における代替材料として提案。
- 極低温環境下で使用されるセンシング部材用途(量子センサ、光格子時計など)
極低温環境下でも高い寸法安定性と電気絶縁性を維持する特性を有しており、超電導技術や量子技術を応用した次世代センサの周辺部材として提案。
- 電磁弁・アクチュエーター周辺の絶縁フィルム用途
高い耐薬品性、耐久性、ガスバリア性により、部品間の緩衝材をはじめとする製品の長寿命化に貢献する周辺部材として提案。
2. 展示会概要
名称
:センサエキスポジャパン2025
開催日時
:2025年9月10日(水)~12日(金)10:00~17:00
会場
:東京ビッグサイト 西展示棟
ブース
:西ホールS-06
公式サイト
3. 〈ベクスター〉について
クラレ独自の製膜技術が実現した世界初の液晶ポリマーフィルムです。高速伝送回路や高周波電子機器に適した高周波特性を備え、FPC材料として数多く使われています。優れた電気特性に加え、高い強度、柔軟性、形状保持性、加工適性を備えており、お客様の課題の解決に貢献しています。
〈ベクスター〉専門サイト:https://www.kuraray.co.jp/vecstar/