2013.01.17
~手で切れ、巻き直しも簡単。獣医師の利便性向上に貢献~ 動物用の自着性伸縮包帯<クラシール>新発売 ~粘着剤不使用により、動物の体毛が絡みつきにくい~ クラレクラフレックス株式会社
クラレクラフレックス株式会社(本社:大阪市北区、社長:中島多加志、株式会社クラレ100%出資)は、高機能不織布<フレクスター>を使用した動物用の自着性伸縮包帯<クラシール>を開発し、1月21日に新発売します。
1. 製品展開の背景
- 動物治療用包帯には、粘着剤を使用した自着性伸縮包帯が多く使用されている。
- 粘着剤付自着性包帯に動物の体毛が絡みつくため、巻き直しが難しく、また包帯の切断にハサミなどが必要であり、獣医師による治療時の不便さ解消が求められていた。
- 当社は2008年、人体用に粘着剤不使用の自着性伸縮包帯を開発。この技術を動物に応用するため、動物病院で1年以上にわたる臨床試験を実施した。
- 動物にとって負担が軽くなるだけでなく、獣医師にとっても手で切りやすく、巻きやすいなど利便性向上の面で高い評価が得られたため、市場展開を開始する。
2. 製品の特長
高機能不織布<フレクスター>(※)を使用することにより、下記の特長を実現しました。
- 粘着剤を使用しておらず、動物の毛が絡みつきにくい。巻き直しも簡単にできる。
- 自着性(繊維どうしがくっつく性能)を有し、粘着テープ等を使わず固定できる。
- ハサミなどを使わず、簡単に切ることができる。
- 従来の自着性伸縮包帯に比べて、圧着性(ズレにくさ)に優れる。
- クッション性を有し、ガーゼの上に直接使用できる。(従来はガーゼと包帯の間にクッション材を使用)
- 柔らかな肌触り、優れた通気性を有し、患部をやさしく保護する。
- 濡れても縮まない。
※<フレクスター>について
<フレクスター>は、スチームジェット製法で生まれた世界初の不織布。
素材と製造条件の組み合わせにより、多様な不織布を製造できる。
〔<フレクスター>は(株)クラレの登録商標〕
<フレクスター>紹介ページ http://www.kuraflex.com/flextar/index.html
3. 販売ルート
共立製薬株式会社(本社:東京都千代田区、社長:高居隆章)の販路を通じて、全国の動物病院に販売。
4. 販売目標
初年度:10万個
参考資料
品名 | 品番 | 規格 | 素材 |
---|---|---|---|
<クラシール>自着性伸縮包帯 Sサイズ | KS-SW | 25mm幅×3m巻 | ポリエステル100%(※) |
<クラシール>自着性伸縮包帯 Mサイズ | KS-MW | 50mm幅×3m巻 | |
<クラシール>自着性伸縮包帯 Lサイズ | KS-LW | 100mm幅×3m巻 |
- ※ 特殊繊維ミクロクリンプ
写真
特殊繊維ミクロクリンプの構造
製造・販売元
本社 | 大阪市北区角田町8-1 梅田阪急ビル オフィスタワー |
---|---|
代表者 | 代表取締役社長 中島多加志 |
資本金 | 1億円(クラレ100%出資) |
設立 | 2005年4月1日 |
事業内容 | 不織布および不織布製品の製造・加工・販売 |
本店 | 東京都千代田区九段南1-5-10 |
---|---|
代表者 | 代表取締役社長 高居隆章 |
資本金 | 5,500万円 |
設立 | 1955年5月 |
事業内容 | 動物用医薬品、農水産用医薬品、人体用医薬品等の製造・販売 |
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