2005.11.11
レトルト食品包装用新規透明フィルム<クラリスタ>生産設備の起工式を挙行
株式会社クラレ(本社:東京都千代田区、社長:和久井康明)は、クラレ玉島株式会社(岡山県倉敷市玉島乙島)において、レトルト食品包装用透明バリアフィルム<クラリスタ>生産設備の起工式を本日行います。
クラレ玉島で生産されるレトルト食品包装用透明バリアフィルムは、高いガスバリア性と、耐レトルト性、優れた二次加工性などを併せ持つ、新しいレトルト食品包装用透明バリアフィルムで、当社が取り組んできたナノテクノロジー分野における研究開発の成果、および<エバール>事業で培ってきた世界最高レベルにあるバリア材技術をベースとして独自開発した特殊複合材を、ポリエステルフィルムにコーティングした新素材です。
- ※ <エバール>
- 当社が世界で初めて事業化したEVOH樹脂(エチレン-ビニルアルコール共重合体)。
プラスチックとしては最高レベルのガスバリア性(汎用ポリエチレンの約1万倍)を生かして、<エバール>樹脂・フィルムは食品の保存性に優れた透明包装用の材料として、世界的に需要が拡大している。
レトルト食品包装用透明バリアフィルム<クラリスタ>生産設備の概要
場所 | クラレ玉島株式会社 岡山県倉敷市玉島乙島7471番地 (社長:西口 克彦、資本金1,000万円 クラレ100%) |
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設備能力 | 年産5,000万m² |
稼働開始 | 2006年7月 |
設備投資額 | 約10億円 |