小学6年生の「将来就きたい職業」、親の「将来就かせたい職業」
2015年版 小学6年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」(男の子編)
男の子は理系職への関心高まり、女の子は興味が分散
~小学校入学時からの夢の変化を追う~
2015年6月22日
株式会社クラレ
【男の子】編
男の子が「将来就きたい職業」トップ10の比較
小学校卒業時 2015年 | n=406 | 小学校入学時 2009年 | n=2,000 | ||
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順位 | 将来就きたい職業 | (%) | 順位 | 将来就きたい職業 | (%) |
1 | スポーツ選手 | 18.6 | 1 | スポーツ選手 | 28.6 |
2 | 研究者 | 9.8 | 2 | 消防・レスキュー隊 | 6.0 |
3 | 医師 | 5.5 | 3 | 大工・職人 | 5.7 |
4 | ゲームクリエイター | 5.2 | 4 | 警察官 | 5.3 |
5 | エンジニア | 5.0 | 5 | 運転士・運転手 | 5.1 |
6 | 教員 | 4.6 | 6 | ケーキ屋・パン屋 | 3.8 |
7 | 建築家・設計士 | 3.5 | 7 | 医師 | 3.0 |
8 | 会社員 | 2.6 | 8 | 芸能人・歌手・モデル | 2.7 |
9 | 警察官 | 2.4 | 9 | パイロット | 2.6 |
10 | 動物園・遊園地スタッフ | 2.2 | 9 | 料理人 | 2.6 |
10 | スポーツ関係 | 2.2 | |||
10 | 運転士・運転手 | 2.2 |
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- 1位は入学時と同様「スポーツ選手」となりましたが、比率は入学時(28.6%)に比べて卒業時(18.6%)には大きく低下しています。
- 入学時ランク外だった「研究者」が2位に入るなど、理系職業への興味・関心の高まりがうかがえます。iPS細胞や青色発光ダイオード(LED)の研究など、近年理系分野で日本人ノーベル賞受賞者が誕生したためか、より理系職を身近に感じられる機会が増え、志望者の増加に繋がったのかもしれません。
- 入学時にトップ10入りしていた職業の中で、卒業時にもランクインしたのは「スポーツ選手」、「医師」など半分以下の4つでした。子どもたちの興味の広がりがうかがえます。
- 卒業時には会社員がトップ10入りを果たし、サラリーマンのお父さんたちには嬉しい結果となりました。
男の子の親が「就かせたい職業」トップ10の比較
小学校卒業時 2015年 | n=362 | 小学校入学時 2009年 | n=2,000 | ||
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順位 | 将来就きたい職業 | (%) | 順位 | 将来就きたい職業 | (%) |
1 | 公務員 | 14.2 | 1 | スポーツ選手 | 16.0 |
2 | エンジニア | 8.7 | 2 | 公務員 | 15.8 |
3 | 研究者 | 7.9 | 3 | 医師 | 8.0 |
4 | 医師 | 7.1 | 4 | 会社員 | 7.5 |
4 | 会社員 | 7.1 | 5 | 大工・職人 | 5.6 |
6 | 建築家・設計士 | 5.2 | 6 | 消防・レスキュー隊 | 4.1 |
7 | 教員 | 4.9 | 7 | パイロット | 3.7 |
8 | スポーツ選手 | 4.1 | 8 | 研究者 | 2.7 |
9 | 医療関係 | 3.3 | 9 | 運転士・運転手 | 2.6 |
10 | 警察官 | 2.7 | 9 | 教員 | 2.6 |
10 | 消防・レスキュー隊 | 2.7 |
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- 男の子の親では、入学時は子どもと同様に「スポーツ選手」が1位(16.0%)でしたが、卒業時には8位(4.1%)になっています。
- 入学時は男の子と親の志望する職業が6つ一致し、卒業時には8つの職業が一致しました。入学、卒業時を問わず、子どもの夢を応援したいという親心が一貫して感じられる結果となりました。
スポーツ選手
- 男の子の入学、卒業時の「サッカー」、「野球」の比率に大きな変化は無く、「サッカー」が4割強、「野球」が3割強でした。学内外を問わず活動しているチームの多い二大競技に人気が集中しているようです。
- 男の子の親の入学、卒業時の比率に大きな変化がありました。入学時は「サッカー」と「野球」がともに3割と拮抗していたのに対して、卒業時は「サッカー」が6割を占め、「野球」は1割強にまで低下しました。