小学6年生の「将来就きたい職業」、親の「将来就かせたい職業」
2016年版 小学6年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」(男の子編)
男の子は探究心を満たす理工学分野に興味
女の子は人とふれあい、支える献身的な仕事に高い関心
2016年6月28日
株式会社クラレ
【男の子】編
男の子が「将来就きたい職業」トップ10
小学校卒業時(2016年) | n=364 | 小学校入学時(2010年) | n=2,000 | ||
---|---|---|---|---|---|
位 | 職業 | % | 位 | 職業 | % |
1 | スポーツ選手 | 17.6 | 1 | スポーツ選手 | 30.1 |
2 | 研究者 | 9.1 | 2 | 消防・レスキュー隊 | 6.5 |
3 | エンジニア | 6.3 | 3 | 警察官 | 6.0 |
4 | ゲームクリエイター | 5.8 | 4 | 運転士・運転手 | 5.6 |
4 | 医師 | 5.8 | 5 | 大工・職人 | 4.8 |
6 | 教員 | 4.1 | 6 | ケーキ屋・パン屋 | 3.9 |
6 | 建築家 | 4.1 | 7 | 研究者 | 3.6 |
8 | 会社員 | 3.0 | 8 | TV・アニメキャラクター | 3.2 |
9 | 宇宙飛行士 | 2.5 | 9 | パイロット | 3.1 |
9 | 鉄道・運輸関係 | 2.5 | 10 | 医師 | 3.0 |
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- 1位は変わらず「スポーツ選手」ですが、入学時(30.1%)に比べて卒業時(17.6%)は割合が大きく下がりました。内訳は、サッカーと野球が約7割を占めるものの、テニスやバスケットボール、卓球、アーチェリーなど様々な種目が挙がりました。
- 2位以下は大きく変わり、「研究者」(7位→2位)、「医師」(10位→4位)以外は入学時圏外の職業が並んでいます。小学校生活で知的好奇心や探究心が育まれ、「研究者」をはじめ、「エンジニア」「ゲームクリエイター」「建築家」など理工学分野への関心が高まったようです。
- 「エンジニア」の中では、技術の進歩によって身近な存在になってきたロボットの開発が人気でした。
- 近年日本人の活躍が目立つ「宇宙飛行士」が9位にランクインしました。
参考
男の子の親が「就かせたい職業」トップ10
小学校卒業時(2016年) | n=292 | 小学校入学時(2010年) | n=2,000 | ||
---|---|---|---|---|---|
位 | 職業 | % | 位 | 職業 | % |
1 | 公務員 | 13.0 | 1 | 公務員 | 19.0 |
1 | 研究者 | 13.0 | 2 | スポーツ選手 | 15.0 |
3 | エンジニア | 9.2 | 3 | 医師 | 10.5 |
4 | 医師 | 7.9 | 4 | 会社員 | 6.8 |
5 | 会社員 | 7.2 | 5 | 大工・職人 | 4.5 |
6 | 教員 | 5.1 | 6 | 消防・レスキュー隊 | 4.5 |
7 | スポーツ選手 | 4.8 | 7 | 研究者 | 3.8 |
8 | 建築家 | 4.5 | 8 | パイロット | 3.0 |
9 | 医療関係 | 3.8 | 9 | 教員 | 2.7 |
10 | 消防・レスキュー隊 | 2.4 | 10 | 建築家 | 2.3 |
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- 1位は「公務員」「研究者」となりました。「公務員」は入学時も1位であり、安定を求める親心は変わらないようです。
- 「エンジニア」(15位→3位)は、男の子と同様に親の方でも人気が急上昇しています。
- 「スポーツ選手」(2位→7位)は下落。子どもの成長につれて、より現実的な職業に目が向いたのでしょうか。