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People

人材育成

 クラレグループでは、グローバル人事ポリシーに基づき、業務上必要な知識・スキルの獲得と社員の自律的なキャリア形成をサポートする人材育成制度を運営しています。

・グローバル人材育成プログラム

 クラレグループでは、世界を舞台に活躍できる人材を国内外で育成することを目的として、2007年から「グローバル人材育成プログラム」を開始しており、2024年までに国内外から約1,200名が受講しています。なかでも課長層を対象に、グローバルリーダーシップ開発を目的としたGTT(Global Team Training)は、これまでに22回開催・受講者が約430名に達し、研修卒業生間のネットワークはグループ内での国境を越えたコミュニケーションの促進に大きく貢献しています。
 また、日本本社と海外子会社間で若手社員を3ヶ月限定で派遣するトレーニー制度も、利用者が120名を超え、利用者の多くは後日海外駐在するなど、グローバル人材として活躍しています。
 この他にも近年、「英語力向上支援策」や「短期駐在員派遣制度」を新たに開始しており、今後も継続的にプログラムを拡充していきます

図 グローバル人材育成プログラムの拡充
表 クラレグループにおけるグローバル人材育成プログラムに関する指標と目標及び実績

・経営幹部候補育成

 計画的に経営幹部候補を育成し人材プールを形成すること、それにより中長期的な事業運営に資することを目的として、経営幹部候補育成プログラム「Kuraray Leadership Program」を実施しています。受講生は部長層、課長層からそれぞれ、多様性(職種、国籍、性別など)も踏まえて選抜し、部長層は2年間、課長層は3年間のプログラムを受講します。
 毎年、社長を含めた経営メンバーで各受講者の育成計画・状況を確認しながら、経営者視点の獲得や視野拡大を目的として、「未経験分野への異動などのタフアサインメント」「社内外の経営幹部との定期的な対話」「社外経営幹部育成プログラムへの派遣」等のプログラムを実施しています。事業部長・本部長候補の準備率として当プログラムの受講者数を使用しています。

表 クラレグループにおける経営幹部候補育成に関する指標と目標及び実績

・DX人材育成プログラム

 クラレグループでは、全社員がデジタルの進化に常に適応し続ける風土、環境をつくり上げることが重要であると考え、2023年からDX人材育成プログラムをグローバル施策として開始しました。
 Gold、Silver、Bronzeの3段階のデジタルリテラシーレベルを設け、それぞれに対応した育成カリキュラムを整備しています。まずは全社員が基礎的なデジタルリテラシーレベルの水準であるBronze classを習得することを目指します。また、各部門には少なくとも1人ずつ、DXをリードする人材を育成・配置し、その知識を部門全体へ、最終的には会社の隅々にまで広げていきます。

表 国内におけるDM人材育成プログラムに関する指標と目標及び実績

・国内施策

 国内クラレグループにおいては、クラレ本社の他、各事業所、国内グループ各社においても、独自の人材育成プログラムを企画・実施して、社員のスキル開発・キャリア形成にきめ細かく対応しています。これらの育成プログラムは、正社員だけではなく、パート社員、契約社員も受講可能です。
 また、自己啓発による一定の公的資格の取得に対して、奨励金を支給する資格取得支援制度も設けています。
 2020年からは、ビジネス創出力強化を目的とした人材育成プロジェクト「クラレプライド」を開始し、新事業創出を考えるワークショップ、他社との交流研修、社内事業を社員が紹介するクラス、社外講師による多彩な講演会等を実施し、一部の講義は録画版を英訳の上、グループ全体に配信しています。

・クラレ人材育成制度

階層別新人~若手社員研修
・総合職/一般職 新入社員研修
・一般職社員 生産現場ベーシック研修(入社1年目,2年目,5年目)
・総合職社員 入社2年目フォロー研修
新人~若手フォロー制度
・アドバイザー制度
・メンター制度
昇格者研修
選抜型経営幹部候補育成プログラム
グローバル人材育成プログラム
生産現場リーダー研修(基礎)
生産現場リーダー研修(専門)
生産現場マスター研修
DX人材(Goldクラス)育成プログラム
ビジネススキル・マインド

ビジネス創出力強化 「クラレプライド」

  • 自社製品・歴史を学ぶクラス
  • ビジネス創出実践クラス
  • マーケティングクラス
  • 他社との合同研修
  • 理念の浸透活動
組織メンバーとのコミュニケーションスキル研修
評価者研修
DXスキル教育
コンプライアンス教育
労務管理教育
知的財産教育
職種別プログラム
自己選択型

自律的な能力開発制度(ALPACA)
・能力アセスメント
・外部ビジネススクール通学
・オンライン講座

語学研修プログラム
通信教育・Eラーニング
MBA奨学金制度
キャリアサポート

キャリアを自分でデザインする研修
フレッシャーズ、アーリーミドル、ミドル、シニアの4階層で実施

キャリアアドバイザー制度

・自律的なキャリア開発をサポートする仕組み

 クラレでは、社員が自分のキャリア構築に積極的に取り組み、一人ひとりが生き生きと働く組織を目指して、『自律的なキャリア開発をサポートする仕組み』を導入しています。その一環として一般職、総合職および管理職それぞれの社員向けに『自分でキャリアをデザインする研修』をフレッシャーズ、アーリーミドル、ミドル、シニアの4階層で実施しています。
 制度開始の2015年から2024年までに(一般職向け研修は2023年より開始)約2,000名が研修を受講しました。
 また、研修後には有資格のキャリアアドバイザーが受講生および受講生の上司と面談を行い(一般職は希望者、総合職および管理職は全員)キャリア自律推進に向けたサポートを行っています。

・能力開発時間

 クラレ本社が実施する人材育成プログラムの、一人当たりの平均時間は、下表のとおりとなっています(クラレ単体)。

 

 2021202220232024
①従業員の能力開発総時間51,36671,60188,13989,016
・階層別 研修34,42140,67846,48745,772
・選抜型 研修5,90115,25218,67318,550
・グローバル人材育成 研修1,9683,72111,37512,996
・ビジネススキル 研修3,1443,1281,6161,776
・カフェテリア型 研修2,8843,1901,6682,034
・キャリアサポート 研修3,0485,6328,3207,888
②一人当たりの平均時間数12.216.819.919.5
従業員数4,2124,2514,4274,569