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知的財産

クラレグループでは、知的財産を戦略的に活用し、事業競争力の強化・収益拡大につなげることを目指して知財マネジメントを進めています。2022年設置のIPマネジメントセンターは、事業部門と知財部門を結び、事業戦略に合致する知財戦略の構築と定着を推進してきました。2025年には、戦略実行を担う知的財産部を傘下に組み込み、知的財産センターが発足しました。この改組により戦略の明確化と実行をより密接に行い、知財活動のさらなる強化を図ります。

知財部門の組織改定で目指すもの

当社は、オンリーワン製品を中心とする独自の製品群により社会に貢献しています。当社独自の製品は、製品そのものが差別化されていることから、製品および製造技術に関わる特許、商標の権利化が知財活動の中心でした。しかし、今世紀に入り新興国企業や代替材料との競争、顧客の使用経験の蓄積などで競争環境が大きく変化し、これまでとは異なる競合に対する差別化が求められるようになりました。そのため知財活動も自社製品・技術に留まらず、他素材や他用途を意識した、より戦略的な知的財産の活用を目指しています。